自然による環境診断 2
団緑の国勢調査環境庁により5年ごとに作成されている各都道府県別の現存植生図は、自然環境保全法による緑の国勢調査に基づいています。
継続的な現地調査を基礎にした植生図の作成およびその推移の比較は、国土がどのように新しいさまざまな人間活動によって改変されているか・・・
という環境変化の生きたドキュメントとして利用する場合の基礎図として、きわめて重要です。
そして、植物生態学の知識を基礎にした、生きている植物の診断のためのもと茎国的な決め手として重要な機能をもっています。
ところで、具体的にある地域の開発や保護、地域計画・都市計画に有効に利用されるためには、全国的な20万分の1あるいは5万分のお現存植生図だけでは不十分です。
ちょうど、イワシやサバをとる網とマグロをとる網とが違うように、十分に検査し、必要に応じて空中写真などを利用し、本来より縮尺度の小さい、精度が高くキメの細かい植生図.緑の現状診断図の作成がきわめて重要です。
たとえば、エネルギー庁では各電力会社が5万キロワット以上の水力・火力康子力発電所を建設する場合には、環境アセスメントの一貫として、その圏内の緑の現状診断図・現存植生図を作成することにしています。
神奈川県などでも、県条例によるアセスメントにおいて植生図は重要な調査項目としてとり上げられています。