自然による環境診断
日本でも、すでに種の組合せを基礎にし、地球的システムにつながる植物社会学的な群落単位による広域的な現存植生図が作成されています。
1967年から8年にわたって、文化庁で天然記念物保護の基礎資料として、大まかではありますが全国にわたって、日本ではじめて縮尺20万分の1の現存植生図が作成された。
すでにドイツをはじめヨーロッパでは、1930年代から本格的な植生図が作成されています。
第二次大戦中は一部、軍事的な利用目的も含めて広く作成されていました。
また同様の植生図は、他の諸国でも作成されています。
日本では、広域的には先に述べた文化庁による現存植生図が最初です。
その後、環境庁によって、急速な自然の荒廃・緑の消滅に対応して、従来の国立・国定公園の枠内に限らず、各都道府県に委託して、県別の現存植生図の作成がはじめられました。
そして、1974年に最初の植生図(20万分の1)が完成しました。
その後5年おきに見直しが行なわれ、1987年はじめ、日本全域の5万分の1の現存植生図作成のための調査は完了しています。