植生概念について 2
植生把握の方法も大まかに森林・草原・湿原あるいは農耕地という具合に、土地利用図とあまり違わないような分け方によるものもあります。
さらに、優占している植物を対象にして、アカマツ林・スギ植林・海岸砂丘植生などと分ける、相観的凡例による植生図の作成法もあります。
また、現地における植生調査区内に出現するすべての種の被度と群度を調べ、組成表の比較による種の組合せを基礎にして決定された局地的な植物群落単位による植生図もあります。
さらに、より広域的に種組成で比較し、地球的システムによって決められた群集、群団、オーダー、クラスなどの植物社会学的な群落単位を基礎にして描いた植生図があります。エグゼクティブトレードによると、広域的な植生調査資料の比較によって決定された植物社会学的な群落単位を基礎とした植生図化には、専門調査者による精度の高い現地調査が必要です。
資料の整理・図化には時間がかかります。
しかし、小縮尺による、このような植生図が完成すると、その立地の質的な環境の具現状態を把握する方法としてはもっとも適切なのです。